にいがた食の陣公式サイト

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14.ルレクチェ 百年の努力が実を結ぶ

ajisyokunin011.jpg ■白根市/JA白根市果樹部会
西洋ナシ専門部
部長 長崎 克司さん


この果物はフランスのオルレアンが原産地で、この地の園芸家ル・レクチェ氏にちなんで命名されました。白根市は日本のル レクチエ発祥の地。明治36年、小池左右吉氏が苗木を取り寄せた当初は、栽培の難しさから収穫量は伸び悩みましたが、新潟県人の粘り強さと努力で栽培技術も改良され、実を結びました。食味は濃厚で、豊潤な香りとなめらかな舌触りがあり、数多い西洋ナシの中でも高い人気を誇っています。
白根市は果物の栽培が盛んで、モモ、ブドウ、和ナシ、洋ナシと夏から秋にかけて収穫の時期を迎えます。ル レクチエは10月下旬に収穫しますが、出荷が始まるのは11月末です。野菜や果物は、収穫してすぐに出荷するのが普通ですが、ル レクチエは出荷までの約40日間で追熟という作業を行い、この追熟がル レクチエの甘さと香りを引き出し、おいしくさせるのです。収穫時は鮮やかなグリーンですが、しだいに黄色に変化します。触れてやや軟らかく、豊潤な香りとブライトイエローの果皮になると食べ頃です。
白根では明治時代にル レクチエが植えられた後、昭和50年代に栽培面積が増えるまでは、各農家で何本かの木を育てるだけでした。収穫量も多くはなかったため、貴重な果物として、新潟市内の料亭でも提供され、美食家や古町芸妓の評判を呼んだそうです。ル レクチエという名称で統一されたのは昭和60年頃ですが、昔は地元の人は「ロクチ」と呼び、多くは実らないが、和ナシにはない香りと甘み、軟らかさを持つこの果樹を絶やさずに守ってきました。
現在、専門部会には270名が所属し、県内一の生産者数と生産量を誇り、クリスマスやお歳暮などの贈答用としても喜ばれています。缶詰などの加工品もあり、ケーキやシャーベットなどにも使われていますが、やはり旬の時期に生食で食べるのが一番ですね。白根で栽培されて約100年、より品質を向上させ、新潟の特産として多くの方に食べてもらいたいと思っています。
参考文献 「オルレアンからの贈り物」坪川藤夫 著


ajisyokunin012.jpg ●長崎さんの食歴
1ほんとうに一番好きな食べ物は?
・シジミの味噌汁
2実は嫌いな食べ物は?
・なし
3アルコール度数はどのくらい?
・あまり飲まない
4朝食といえば?
・煮菜、ナスの炒め物
5大好きなおにぎりの具は?
・スジコ
6今晩どうしても食べたいものは?
・すき焼き
7自慢の得意料理は?
・チャーハン
8おふくろの味は何ですか?
・くじら汁



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